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ここではアップライトピアノの中古・新品価格を調査してみました。また、アップライトピアノの特徴についてもご説明いたします。
ブランド名 | 中古価格 | 新品価格(参考) |
ヤマハ | 30万~100万円 | 90万~130万円 |
カワイ | 25万~70万円 | 65万~95万円 |
大橋ピアノ | 80万〜150万円 | - |
ディアパソン | 35万~70万円 | ‐ |
フリッツクーラー | 40万~90万円 | - |
アップライトピアノの価格は、国内ブランドで調査しました。
新品の半分程度の価格で購入できる上、60~80年代のピアノは、ほとんどが国内で優秀なピアノ職人が手づくりしたもの。
ヤマハやカワイといった大手メーカーから、フリッツクーラーのような隠れた名品まで、品質がよく状態も良い、掘り出し物の中古ピアノが見つかりやすいと思います。
とはいえ、あまりにも相場より安い場合は、しっかりとした修理・調律がされていない可能性も高いです。メンテナンスに力を入れているピアノ販売店のショールームへ行き、弾き比べをした上で、納得できるものを選んでくださいね。
ちなみに、有名な海外メーカーの中古ピアノは、弾きこまれているために状態が悪く、特にアップライトピアノは、ほとんどと言っていいほど良品が市場に出回りません。
低価格帯で海外のアップライトピアノを探すならば中古ではなく、「東欧のベーゼンドルファー」と称されているペトロフピアノの新品などがオススメです。国内で職人による少量生産をしており、価格に比べて品質が良いのが特徴です。
また、スタインウェイはカワイのボストンというブランドで委託生産されています。いずれも国内ブランドの新品の最高峰よりも若干高め、というくらいの価格のようです。
アップライトピアノは弦が縦に張ってあります。弦が長くなるほど背が高くなり、大きな音が出ます。 グランドピアノの横に張ってある弦が立っている、と思えば良いでしょう。アップライトピアノは畳1畳くらいのスペースで置ける上に、日本の住宅事情によくあったサイズ感で、6〜10畳くらいの部屋で楽しむのにぴったりです。
アップライトピアノがグランドピアノに比べて音質が悪いと勘違いしている人もいますが、ピアノの音は響鳴板や弦、ハンマーの材質によって変わるもので、ピアノの大きさによって変わることはありません。材質の良いピアノを選べば、グランドピアノよりも良い音を楽しめるのです。
こうした材質の良いピアノは、実は現代の新品よりも60~80年代の中古ピアノに多いのが実際です。弾き比べてみれば、その音色の美しさがわかるでしょう。
また、アップライトピアノのメリットのひとつとして、ある程度タッチに重みがあることが挙げられます。しっかりと弾いた重みを感じながら練習すれば、ピアノを弾くための基礎指使い、そして指の形ができあがります。また、指の力もだんだんと付いていくため、本格的にピアノの練習をしたい場合には、おすすめです。
ちなみに、グランドピアノからピアノを始めると、あまりに重いタッチで手や指を痛める人も多いようです。また、電子ピアノからはじめると、本格的なピアノに移行した際、指使いや弾く力が足りず、クセを克服するのにも 時間がかかってしまうというデメリットも。アップライトピアノこそ「初めてのピアノ」にぴったりと言えるでしょう。