Astin-Weight（アスティンウェイト）

こちらのページでは、アメリカのピアノメーカーである「Astin-Weight（アスティンウェイト）」をご紹介しています。どのような特徴を持つメーカーなのか、どのようなピアノを製造していたのかといった点をまとめていますので、ピアノの購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

Astin-Weight（アスティンウェイト）のピアノの特徴

ユニークな手法によってピアノを製造している

Astin-Weight（アスティンウェイト）は、1959年にアメリカのソルトレイクシティーで創業したピアノメーカーです。この年、エドウィン・アスティンとドン・ウェイトのふたりがアスティン・ウェイト社を設立したことが、こちらのメーカーの歴史の始まりとなりました。
こちらのメーカーの特徴は、独自の手法を取り入れた製造方法にあります。標準化されたピアノの設計を用いるのではなく、ユニークな手法によりピアノを作っていることから、独特な外装を持っています。

独特な音色のピアノを制作

同社では、グランドピアノ・アップライトピアノ両方を製造していましたが、鍵盤とアクション以外のピアノ本体を指す「ストラングバック」の設計を行っていたことも特徴として挙げられています。
響板の高さはピン板の高さまでしかないものが一般的ではあるものの、アスティンウェイトは、響板をケース全体へ広くしたアップライトを制作しています。この方法により、音量と豊かな音色を得ることができています。この工夫によって、同社では一般的なアップライトよりも高さは低いものの大きな面積の響板を確保するといった斬新な設計となっており、独特な音色を奏でるピアノとなっています。