ROLEX

ROLEXは、すでに廃業した大成ピアノ製造株式会社のピアノブランドです。そのピアノの特徴と、中古市場での取引事例を紹介します。

ROLEXのピアノの特徴

一風変わった日本語名のモデルも

ROLEXといえば高級腕時計ブランドを思い浮かべる人が多いと思いますが、ROLEXのピアノは、腕時計ブランドのROLEX とは全く関係ありません。ROLEXは1970年代に日本の浜松で活動していた大成ピアノ製造株式会社によって作られたピアノブランドで、主にアップライトピアノを展開していました。
ROLEXの製造したピアノの中には「嵯峨野（さがの）」という、名前に漢字が使用されたモデルが存在します。木目調の仕上げや優美な猫足など、おしゃれな見た目も特徴的です。ヤマハやカワイといった定番メーカーではなく、一風変わった隠れた名品を探している方にもおすすめです。

豪華装備の上位モデル

ROLEXピアノには、イギリス製の高級ハンマーメーカーである「ロイヤルジョージフェルト」のハンマーを採用したモデルなど、豪華な仕様の上位モデルも製造されていました。メーカーがすでに廃業しているため中古市場でしか入手することができませんが、その外観や優れた音色は高く評価されています。

ROLEXの中古販売事例

ROLEXは製造会社である大成ピアノが1986年に廃業したため、現在では中古市場でのみ流通しています。中古でも数が限られており、希少性の高いピアノと言えます。

引用元：ウイスタリアピアノ（https://www.wistaria.com/used/rolex_kr22/rolex_kr22.html）

ROLEX KR-22

製造年：不明
カラー：マホガニー
サイズ：高さ120.5cm×幅152cm×奥行65cm

大成ピアノ製造株式会社でピアノ造りの最盛期に製造された堅牢なピアノです。マホガニーの木目が美しい外装。猫脚家具調のデザインが高級感を醸しています。低音から高音までバランスよくボリュームが出るピアノです。

引用元：第一楽器株式会社（http://www.daiichi-gakki.co.jp/item/ロレックス-kr-31e/）

ROLEX KR-31

販売価格：成約済み・記載なし
製造年：1980年頃
カラー：黒
サイズ：高さ131cm×幅150cm×奥行63cm

ドイツ製レンナーフェルトハンマーを採用し、低音には厚みのある重低音を、中高音には優しく落ち着いた音色を実現。タッチも生ピアノならではの程よい重みがあり、弾きごたえのある本格仕様です。使用感の少ない一台で、内部・外装ともに丁寧にメンテナンス済。ブライドルテープや弱音器フェルトの交換、ハンマー調整も施されており、長く愛用できそうです。

引用元：第一楽器株式会社（http://www.daiichi-gakki.co.jp/item/ローレックス（rolex）-rx230/）

ROLEX RX230

販売価格：成約済み・記載なし
製造年：1992年頃
カラー：マホガニー／艶出し仕上げ
サイズ：高さ123cm×幅151cm×奥行63cm

高さ123cmとコンパクトながら、低音部には高級ピアノにも使われるアグラフを搭載し、力強い重低音を実現。中高音とのバランスも良く、全体的に整った響きが楽しめます。外観はマホガニーの艶出し仕上げに、猫脚と彫刻が施されたデザインで、上品なインテリアピアノとしても魅力的。金属パーツ研磨やハンマー調整などメンテナンスも行き届いており、すぐに演奏を楽しめる状態です。

引用元：西部ピアノ（https://www.seibupiano.com/sale/used/rx-6002261958.html）

ROLEX RX-600

販売価格：成約済み・記載なし
製造年：記載なし
カラー：ウォルナット
サイズ：高さ110cm×幅148cm×奥行65cm

ウォルナットの木目と、象嵌入り譜面台が印象的な家具調コンソールピアノ。高さ110cmとコンパクトでありながら、丁寧に施された装飾が存在感を放ちます。音色は軽やかで可愛らしく、空間にやさしく溶け込む柔らかさが特徴です。内部の修理・クリーニングも行き届いており、ハンマーや響板、金属部も美しく仕上げられています。インテリア性を重視しつつ、気軽に演奏を楽しみたい方におすすめの一台です。

国内ブランド	海外ブランド
36種類	17種類

国内ブランド	海外ブランド
8種類	4種類

国内ブランド	海外ブランド
5種類	8種類