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この記事では、アメリカのピアノメーカーであるCable Nelson(ケーブル・ネルソン)について紹介しています。同社の特徴やピアノの販売事例などをまとめているので、ピアノの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
ケーブル・ネルソンは、1903年にフェイエット・S・ケーブルによって設立されました。彼は当時有名だった2社のピアノメーカーを買収し、後に会社の名称をケーブル・ネルソンに変更。新ブランドの立ち上げを機に、会社をミシガン州サウスヘイブンに移転しています。
同社の生産するピアノは品質と手頃な価格で知られ、アメリカ中西部を中心に数多く販売されていました。
1926年、ケーブル・ネルソンはエヴェレット・ピアノ・カンパニーと合併しましたが、1962年にはハモンドオルガン・カンパニーに買収され、さらに1973年にはヤマハに買収されています。その後、生産拠点はミシガン州サウスヘイブンからジョージア州トーマストンの工場に移転。1990年代から2000年代初頭にかけて、ケーブル・ネルソンの名前でピアノ生産が続けられていました。
ケーブル・ネルソンのピアノは、耐久性と製造品質の高さに定評があります。アメリカ生産の最後のモデルは1981年にシリアルナンバー427000で終了しましたが、その後に販売されたモデルもヤマハの品質基準に基づいて設計されています。これらのピアノは、「本物のピアノを公正な価格で」というモットーのもと、優れた価値を提供し続けています。
ケーブル・ネルソン製ピアノの中古販売事例を紹介します。
Cable-Nelson CN M450
米国で生産されたアップライトピアノ。鍵盤蓋の右側には「Designed and Built in America by YAMAHA」の文字が記載されています。
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