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チャペル& Co.

こちらの記事では、かつてイギリスでピアノ製造・音楽出版事業、演奏会の主催などを行っていた「チャペル& Co.」をご紹介しています。どのような歴史を持つメーカーなのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

チャペル& Co.のピアノの特徴

イギリスでピアノ製造と音楽出版を手掛けていた企業

「チャペル& Co.」は、かつてイギリスにあった企業であり、ピアノ製造と音楽出版を手がけていたという歴史があります。チャペル& Co.が設立されたのは1810年のこと。同社はサミュエル・チャペルと音楽教授のフランシス・タットン・ラトゥール、ロンドンの作曲家・教師・ピアニストだったヨハン・バプティスト・クラーマーにより設立された企業です。
チャペル& Co.には、ピアノやそのほかの楽器、楽譜のための展示室が用意されていましたが、楽器については販売や貸し出しが行われていました。この展示室は、ロンドンのボンド・ストリートにあり大きな目印となったといわれています。

1840年代にはピアノ製造を開始

創立者であるサミュエル・チャペルが1834年に死去した後は、長男のウィリアム・チャペルが会社を引き継ぎましたが、その後は弟のトーマス・ペティー・チャペルにより経営が引き継がれています。
もともとは音楽出版と演奏会の主催を手がけていたチャペル社でしたが、1840年代になるとピアノ製造を開始。それと同時に、会社を引き継いだトーマスはミュージカル関連の出版事業に注力しています。

1980年には小売事業を売却

1964年、チャペル社は火災の被害に遭ったものの再建し、ミュージカル作品の出版において世界的な一流音楽出版社となっています。その後1980年には小売事業を売却して音楽出版に専念することになりました。この時、同社が運営していたロンドンのボンド・ストリートにあった楽器店は、購入したケンブル& Co.によって「チャペル・オブ・ボンド・ストリート」という名称に変更されています。
また、チャペル& Co.の出版事業は1987に年ワーナー・ミュージック・グループが買収。音楽出版部門との合併が行われ、ワーナー/チャペル・ミュージックが設立されています。

チャペル& Co.の中古販売事例

チャペル& Co.のピアノの販売事例は見つけられませんでした。

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