Stuart & Sons（スチュアート&サンズ）

オーストラリアのニューサウスウェールズ州のタマットに拠点を置いているピアノメーカーです。カスタムメイドの手作りでグランドピアノを専門に製造しています。鍵盤やペダル、木材などを含めた直接注文で、受注生産しているため、大量には出回っていません。職人が最大２年の歳月を費やして、丁寧にピアノを組み立てていきます。また、メンテナンスなどのアフターフォローにも注力。丁寧に手入れしながら、ピアノの生涯に寄り添う対応をしています。

創設者はデザイナーでもあるウェイン・スチュアート。1990年に設立されたのち、Albert Musicと提携しています。技術的・音楽的に高度な楽器製造をするメーカーとして世界で評価されました。設計・材料の注文・べニアの選択・職人技・配送・設置・メンテナンスなど、ピアノ製造のあらゆる面において、高品質なものを提供しているという誇りを持っているメーカーです。使用している木材は、オーストラリア産。オーストラリアの全土において、「シドニー音楽院」「ガバメントハウス」「アドミラルティハウス」「タスマニア音楽院」など、高度な音楽教育の場や歴史的価値のある場所で使用されています。

グランドピアノのモデルは、長さ2.2mのスタジオグランドと長さ3.0mのフルコンサートグランドの2モデル。鍵盤数は、97キーと102キーです。C0 から F8 までの範囲を持つ世界初の 102 キーのピアノを製造したメーカーとしても名を知られています。常に挑戦を続ける姿勢でピアノと向き合っており、ピアノの音域拡大を研究しています。2012年、スティーブン・パウレロによって、108キーのコンサートグランドピアノが製造されました。標準的なストリング設計から抜け出せないビアノ産業において、そのスケーリングの問題を解決できるだけの強力な音楽ワイヤを作成。サウンドスケープの大きさとダイナミックレンジのオーケストラの広がりをもたらす9オクターブの美しいアコースティックピアノです。また、一般的な3ペダルだけではなく、4ペダルのグランドピアノも製造しています。

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