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Cavendish(キャベンディッシュ)

かつてショパンやリストといった作曲家に愛された英国製のピアノ。ピアノ製造の黄金時代を経て、徐々にピアノ産業は衰退し、イギリスのピアノメーカーは姿を消しました。そんな英国ピアノの復活を試みたのがCavendish(キャベンディッシュ) です。ここでは、Cavendish(キャベンディッシュ) の特徴を紹介します。

Cavendish(キャベンディッシュ)のピアノの特徴

協同組合形式のピアノメーカー

イギリスのヨークシャーに本拠を構えているピアノメーカーです。Cavendish(キャベンディッシュ)の特徴は、各社の技術の集合体である点にあります。職人の協同組合を通じて蓄積されたスキルを用いて、ひとつの完成品を製造する仕組みです。1つの工場で生産されるのではなく、それぞれ独自の専門分野を持つ一連の小規模企業が共同で製造しています。

イギリスはかつて、ピアノ製造が盛んでした。ショパンやリストなど、歴史上の偉大な作曲家の多くが英国のピアノを所有して演奏していた伝統があります。「ピアノ製造の黄金時代」を担った英国。360ものピアノ製造業者が世界中にピアノを供給していた時代がありました。しかし、そのほとんどがピアノ産業から姿を消してしまっています。かつての黄金時代の技術を復活させるために設立されたのが、職人協同組合です。協同組合を通じてCavendish(キャベンディッシュ)が、英国で失われたピアノ製造の芸術を復活させました。

イギリスには、ピアノビルダー、アクションスペシャリスト、ストリンガー、キャビネットメーカー、ポリッシャー、ピアノチューナーといった匠の職人がいます。これらの技術を協同組合がプールして、各部門をそれぞれの専門職人が担い、ひとつのピアノを製造するというスタイルで、効率良く、高品質なピアノの製造が可能です。イギリスでは、小規模ビジネスは、大量生産の輸入品によって疎外されてしまうことが少なくありません。こうした国内の小規模ビジネスを成長させるための仕組みとして、Cavendish(キャベンディッシュ)の取り組みは評価されています。

英国産の部品で構成

ピアノの部品もイギリスで作り続けています。世界最高級と評価されるフェルト、クロス、ハンマー、弦などの英国製品で構築されたピアノは、大量生産されたピアノとはひと味違うまろやかな音色を奏でます。2013年MIAミュージックアワードでベストアコースティックピアノの最終候補に選ばれ、2014年にMIAミュージックアワードでベストアコースティックピアノ賞を受賞しました。

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