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クナーベの中古ピアノ

今回は、現在は製造されていないアメリカのピアノメーカー「クナーベ」を紹介します。メーカーの特徴について紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

クナーベのピアノの特徴

シンギングトーン

クナーベピアノの特徴は、最も人の歌声に近い「シンギングトーン」と呼ばれる美しい音色です。
ドイツ人であるウェリアム・クナーベがアメリカに移住して立ち上げたメーカーで、1926年にはメトロポリタン歌劇場の正式なピアノとして指定。アメリカ各地のオペラ劇場などで使用されています。
ルービンシュタインなど多くの音楽家がクナーベピアノでコンサートを行い、1891年のカーネギーホールこけら落としではクナーベ社がスポンサーとなってチャイコフスキーをゲスト指揮者として招いたという話も残っています。

特徴的なスクエアピアノ

クナーベのスクエアピアノはその名の通りアップライトピアノのような四角いピアノで、1849年と1850年にメリーランド機械振興会から一等賞を獲得。
新工場を設立後にもスクエアピアノで1855年、1856年、1857年、1858年に金メダルを受賞しています。

現在はサミック社で生産

サンサーンスなど有名な音楽家にも愛されたクナーベピアノは、1916年に年間3,000台を生産したものの相次ぐ倒産によりクナーベのブランドは売却。
現在は韓国のサミック社がクナーベピアノをWn.Knabeのブランド名で生産しています。

米国で年間3位の売上実績あり

クナーベのピアノは1866年までに年間約1000台(アップライト・スクエア・グランド)を製造し、1870年までに週に40台ほど生産されていたとされます。その売り上げは、スタインウェイ・アンド・サンズ、チッカリング・アンド・サンズに次ぐ3位となりました。
また、クナーベは丁寧にピアノづくりをすることを心掛け、完成までにアプライトピアノで6ヶ月を要することを宣伝しています。

クナーベの中古販売事例

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