公開日: |更新日:
このページでは、フランスのピアノメーカーであるガヴォーを紹介しています。ブランドの特徴や中古ピアノの紹介を行っていますので、ピアノの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
※掲載している中古販売価格や参考画像は2021年4月9日調査時点の情報です。
フランスで生まれたピアノブランド・ガヴォー。フランスの3大ピアノブランドのひとつとして数えられており、創設されたのは1847年のこと。当時23歳だったヨーゼフ・ガブリエル・ガヴォーによってパリで創業されたブランドです。
創業当時からヨーゼフ・ガブリエル・ガヴォーが目指していたのが、質の高いアップライトピアノの製造。ピアノを製造する中で、グランドピアノのペダルを考案したエラールのピアノを参考に、独自の「ガヴォー・アクション」と呼ばれるアクションを開発したことでも知られています。
ガヴォーでは、1908年にパリを代表するコンサートホールとして名高い「サル・ガヴォー」を建設しています。ここにはガヴォーのコンサートグランドピアノが設置されており、数々の有名ピアニストが演奏しました。このことでガヴォーの名はさらに世の中に知られるようになりました。
1920年代からは、太陽をかたどった寄木細工の装飾とエレガントな雰囲気が高い支持を受けたことが、よりブランドの評判を高めています。
1896年には、パリの近くにあるフォントネイに工場を構えたガヴォー。この工場では300名もの職人が働いており、1年間で2000台ものピアノを製造するほどまで成長しました。しかし、1911年には創業者の息子によりガブリエル・ガヴォー社が創業され、新しいグランドピアノの製造が行われています。
その後、戦前戦後のピアノ業界衰退の影響により合併を繰り返しながら製造を続けていましたが、1970年に倒産。現在は製造が行われていません。
現在ガヴォーは生産が行われていませんので、もし手に入れたいと考えた場合には中古で探す必要があります。ここではガヴォーの中古販売事例として「Modele C」と呼ばれるモデルを紹介します。
引用元:輸入ピアノ・ジャパン(https://www.imported-piano.jp/france_piano/gaveau8591.html)ガヴォーの「Modele C」は、多くの人から人気を集めたモデルです。外観は非常にエレガントな雰囲気を醸し出している点が特徴。熟練の職人が、化粧板を扇状に組み合わせる寄木細工が施されており、「芸術品」と呼ばれることもあります。こちらのピアノは、88鍵盤であり、象牙・黒檀が用いられている点も特徴です。
引用元:輸入ピアノ・ジャパン高さ133cm、ガヴォーの代表的モデル「Modele C」。1931年フランス製の一台です。落ち着いたウォルナット艶消し仕上げの外装には、“ソレイユ(太陽)”と呼ばれる扇状の寄せ木細工が施され、光を受けるたびに繊細な表情を見せてくれます。楽器であると同時に、美術工芸品の趣を感じさせる佇まいです。
音色はニュアンスに富み、陰影のある響きが印象的。やわらかさの中に奥行きがあり、旋律を丁寧に描き出してくれます。外装および内部の整備も施されており、歴史的価値と実用性を兼ね備えた一台です。
引用元:輸入ピアノ・ジャパン同じく高さ133cmのModele C、1917年製のモデルです。外装にはローズウッド艶消し仕上げが施され、太陽をモチーフとした“ソレイユ”の寄せ木細工が優雅な存在感を放ちます。さらに真鍮製の燭台や取っ手が当時のまま残されており、時代の空気を色濃く伝えています。
オリジナルと考えられるハンマーが生み出す音色は、甘美で奥行きのある響き。柔らかな陰影を帯びたその音は、時代を超えて受け継がれてきたフランスピアノの個性を感じさせます。
引用元:Atelier Pianopia1920年製、高さ133cmのModele C。ウォルナット外装によるアングロ・アメリカンスタイルで、端正で落ち着きのあるデザインが特徴です。直線と面の美しさを活かした佇まいは、空間に上質な重厚感をもたらします。
88鍵盤(象牙・黒檀)を備え、ガヴォーオリジナルのアクションを搭載。2本ペダル仕様です。音色は透明感とあたたかみを併せ持ち、バランスの取れた響きが魅力。フランスピアノらしい色彩感のある響きを楽しめます。
引用元:輸入ピアノ・ジャパン奥行133cmのコンパクトなグランドピアノ「Modele T」。1939年に登場し、フランスらしいモダンな意匠で人気を博したモデルで、“クラポー”の愛称でも親しまれています。1945年製の本器は、外装にはローズウッド艶消し仕上げを採用し、内部にはシカモア材をあしらった贅沢なツートン仕様。蓋を開けたときのコントラストが美しく、洗練された印象を与えます。
小型ながら音のまとまりが良く、繊細で上品な響きを楽しめる一台です。空間に置いた際にも圧迫感が少なく、サロンやご自宅用としても取り入れやすいモデルといえるでしょう。
引用元:輸入ピアノ・ジャパン同じく奥行133cmのT型、1959年製のモデルです。ウォルナット艶消し仕上げの外装は再塗装が施され、落ち着きのある美しい状態に整えられています。鍵盤には象牙と黒檀が用いられ、指先に伝わる質感も格別。内部パーツの状態も良好で、音色はやわらかく、どこか甘やかなニュアンスを帯びています。
また、本機は1958年のエラール社との合併、さらにその後のプレイエル社との統合という歴史の節目に生まれた一台です。フランスピアノのひとつの時代を象徴する、貴重なモデルといえるでしょう。
関連ページ