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このページでは、かのスタインウェイの普及ブランドとして誕生し、製造は日本のカワイ楽器によって行われているピアノブランド、ボストンについて紹介します。どのような歴史を持つピアノメーカーなのか、またボストンの中古販売事例などについてまとめていますので、ピアノの購入を検討されている方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
ボストンというブランドは、1992年に誕生。歴史という点では数あるピアノメーカーやブランドのなかでも新参者という感じですが、その血筋は、まさに驚くべきもの。1853年に設立され、ピアノの最高峰ブランドと言ってもよい、かのスタインウェイの第2ブランドとして発足したのです。
言うまでもなくスタインウェイのピアノは、最高級木材を使用し、熟練の職人が手作業で組み上げるという高価なものであり、入手できるのは限られています。そこで、スタインウェイ本社が、同社ならではの設計思想や特許などを活かしながら、より幅広いピアニストに入手できるブランドとして立ち上げたのが、このボストンに他なりません。
上記の通り、ボストンはスタインウェイの第2ブランドであり、価格はミドルクラス程度に抑えられているものの、同じ価格帯のピアノにはないプレミアム感を実現。例えば、ミドルクラスの価格帯であれば、ピアノのアクションは樹脂製が多いのに対し、ボストンはスタインウェイと同様に木製となっています。
そうしたスタインウェイの設計思想や特許技術は活かしながら、製造は大量生産に適した設備を持つカワイが担当。当初、日本での販売は「逆輸入」の方式でしたが、2004年以降はスタインウェイ・ジャパン株式会社によって販売されています。
かのスタインウェイのピアノ造りの伝統や技術を活かしながら、普及ブランドとして身近さを実現しているボストン。そんな同ブランドのラインアップのなかでも、最も小型なモデルをご紹介します。
ボストン UP118E PE
ボストンブランドのアップライトピアノのなかでも、高さ118cm×幅151cm×奥行き60cmという最もコンパクトなサイズを実現。ご自宅などでの設置場所に、より自由度が生まれます。その上で、ニューヨークスタインウェイの設計を応用することで、上前板が開放できる構造を採用。大型の譜面台とすることができ、豊かな音の抜けも実現。小型でありながら、伸びのある豊かな響きを実現しているとアピールされています。
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