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ここでは1960年代~80年代にかけて製造された、東洋ピアノの高級器種であるFRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)の特徴と中古ピアノを紹介していきます。現在は生産中止となっていますが、景気のよい時代に高品質な素材と高い技術で製造されたFRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)は、ピアノ愛好家にもファンが多いブランドです。
FRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)の最大の特徴は、音のよさにあります。その音は柔らかく伸びがあり、最近のグランドピアノと比較しても遜色のない深く心地よい響きと広がりが感じられます。
音の伸びや響きは、現在ではグランドピアノの上位器種にしか使用されないような贅沢な素材を使用し、高い技術を持った職人がハンドメイドで丁寧に仕上げていることによるもので、その音色はベテランの調律師にも高く評価されています。
FRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)が高い評価を受ける理由の一つに反応のよさがあります。タッチした際の反応がよいので、想定していた音がそのまま奏でられる感覚を味わえます。打鍵時の感触とピアノから繰り出される音が絶妙に噛み合い、気持ちよく演奏できます。
FRITZ KUHLA(フリッツ クーラー)は、高品質な素材を使用し、熟練の職人が部品を一つずつハンドメイドで仕上げているピアノなので、調律を始めとするメンテナンスをしっかり行うことにより、長期間美しい音色を維持できます。調律を始めとするメンテナンスをしっかり行うことで、100年以上使い込んでも問題ないとも言われています。
グランドピアノでも上位器種にしか使われない贅沢な材料を使っている貴重なフリッツクーラーのカタログを紹介いたします。
上の画像にもある通り教育用品審査を合格しており東京芸術大学、武蔵野音楽大学の指定楽器だったという実績があります。
タッチの調整も幅広く可能なため、これからピアノを勉強しようという小さなお子さんから音大の受験を目指す方、そしてプロのピアニストまで、誰にでも愛される名品だといえます。
ただし、このフリッツクーラー、他の国内メーカー品と比べて、市場に出る数は少ないようです。
様々なメーカーの中古品を扱う実績豊富な販売店へ問い合わせてみるのがいいでしょう。
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