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こちらのページでは、ドイツのピアノメーカーであるPfeiffer(ファイファー)について紹介しています。同メーカーのピアノの特徴などについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Pfeiffer(ファイファー)は、ヨーゼフ・アントン・プファイファーがドイツのシュツットガルトで立ち上げたピアノメーカー。伝統的な技術を用いて、アップライトピアノやグランドピアノを製造していることで知られています。
現在はシュトゥットガルト中心部から離れ、ジーメンスやボッシュ、メルセデスベンツ、ポルシェといった有名企業が集まっている郊外に工場を移転。この地域は、技術に特化した職人が育つ地域としても知られています。
ヨーゼフ・アントン・プファイファーの父親である、カール・アントン・プファイファーもポーランド(当時のグウォグフ)でピアノ製作者として働いており、2つの響板をもつダブルグランドピアノを初めて製作した人物として知られています。カール・アントン・プファイファー自身も、ワイヤーを正確に曲げるためのペンチなど、ピアノのための道具をいくつか開発したという実績を持ち、その息子であるヴァルター・ファイファーはピアノのアクションを科学的に研究し、その著作はピアノ製作において標準となる文献となっています。
Pfeifferは時代の変化にあわせて、大型モデルからコンパクトモデルまで、幅広いピアノを製造してきました。長い鍵盤を組み込んだファイファーコンパクトというモデルでは、豊かな音量とタッチの表現力が特徴で、ハンブルクやウイーンの大型ピアノよりも高い評価を得ていたそうです。1950年代から1990年代まではシンプルな脚のないモダンモデルを製造し、2010年頃までは注文で象眼ネームモデルも製造していました。
ファイファー 116T
2本ペダルのアップライトピアノです。レバー式のハンドルマフラーがついているため、3本ペダルと同じ機能を持っています。きらびやかな中に重厚さが感じられる音色が特徴。イチイの美しい木目も魅力的です。
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