レーニッシュ

レーニッシュは1845年にドイツで創立されたピアノブランドであり、創業者はカール・レーニッシュ。1845年のはじめ、カール・レーニッシュが自分の工房でピアノの製作をはじめたことが同ブランドの始まりとされています。その後、1866年には鋳鉄製のフレームを開発。高い品質・耐久性や豊かな音色が評価されるようになり、各王室の御用達ピアノとして用いられるなど、レーニッシュピアノは世界のトップブランドとして認知されていきました。
1945年には第二次世界大戦により工場が爆撃されますが、1948年に復興。2009年にはブリュートナーに吸収合併され、ライプツィヒに新工場が誕生しています。

レーニッシュピアノの特徴として、数々の音楽家に愛された点が挙げられます。例えばハンス・フォン・ビューローやリヒャルト・シュトラウス、エドワード・グリーク、ジャコモ・プッチーニのほか、ロシア時代のラフマニノフなどがレーニッシュを愛用して数々の名曲を生み出している点からも、品質の良いピアノを提供していたことがわかります。ちなみに、ラフマニノフが使用していたレーニッシュのグランドピアノは、ロシアにあるラフマニノフ博物館で見学できます。

レーニッシュピアノのこだわりのひとつとして、数種類の厳選された木材が使用されている点が挙げられます。これらの木材は、独自の乾燥スケジュールによって3年から5年かけてシーズニングを行っている点がポイントであり、この工程によって精巧なピアノが生み出されています。
例えば、ピアノの響板材にはルーマニアの厳しい環境で育ったスプルース材が使用されています。この素材は年輪が細かく均一であるため、ピアノの響板に適した素材とされています。

ここでは、中古のレーニッシュピアノの販売事例をご紹介しています。レーニッシュのアップライトピアノを購入したいと考えている方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。