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このページでは日本のピアノメーカーTONICA(トニカ)について紹介します。同メーカーのピアノの特徴などについて調査しましたので、参考にしてみてください。
トニカは当時さまざまなメーカーで製造されたこともありましたが、日本のピアノ制作者の大橋幡岩氏が技術指導をしていたことでも知られています。大橋氏は「昭和の名工」とも呼ばれ、ディアパソンを経て自身の設計による「大橋ピアノ」を立ち上げています。
大橋ピアノも4639台のみしか生産されておらず、大橋氏が手がけたピアノとなれば大変希少です。
トニカは現在でも人気が高く、ピアノ内部にある保証書の製造責任者の欄には、大橋氏直筆のサインがあることも。国産の貴重な中古ピアノです。
トニカは国産ピアノですが、同じ国産のヤマハやカワイとも異なり、大橋氏設計の独特なタッチ感があります。重低音の響きが太いのも特徴で、中・高音部はしっとりとしてディアパソンや大橋ピアノを彷彿とさせる音色です。
ハンマーや支柱にもこだわりが詰まっており、長く愛されています。
ここではTONICA(トニカ)の中古ピアノ販売事例を紹介します。中古販売事例は見つかったものの、現在のところすべて完売になっています。TONICA(トニカ)のピアノを探している場合は、問い合わせてみましょう。
TONICA(トニカ)TU-5
大橋幡岩氏が設計したトニカTU-5。1枚物の象牙鍵盤が特徴的で、その点でも大変貴重なピアノです。
仕上げはディアパソン132のようなこげ茶艶出しで、支柱は6本とかなり頑強なつくり。ハンマーにはドイツ・レンナー社製ベヒシュタインモデルを使用しており、タッチ・音も大橋氏の独特なものになっています。
出荷時の検査責任者に、大橋幡岩氏の直筆サインと押印があります。
TONICA(トニカ)TU-500
大橋幡岩氏が手がけたトニカピアノです。大橋氏独特のタッチ感と、分厚く響く重低音、中・高音部のまろやかさに、大橋氏の理念を感じる逸品。外装のマボタニー色や猫脚のデザインもおしゃれです。
ハンマーはドイツ・レンナーフェルトを使用しており、支柱も6本と頑強なつくりになっています。
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