公開日: |更新日:
グロトリアンは1835年に設立されたドイツのピアノメーカーです。ドイツの北西部に位置しているニーダーザクセン州ブラウンシュヴァイヒという場所で製造されています。ドイツらしい堅実な製造による深い音色は、多くのファンを持っています。
グロトリアン のピアノは、現在でもドイツの工場で、熟練のピアノ職人により、丁寧に製造されています。その音色は深く、重厚で、幅広い音域が美しく表現されることが特徴です。創業者であるフリードリヒ・グロトリアンのピアノ職人としての気質を継承し続けていて、多くの演奏家に愛されています。妥協のないこだわりは、「単に良い音を追求するだけでなく、次世代へと受け継がれるピアノを」という職人の志が込められています。
170年以上の歴史を誇るグロトリアンは、多くの演奏家たちに愛されてきました。ヨハネス・ブラームス、フランツ・リスト、ジュゼッペ・ヴェルディの演奏家、作曲家などです。なかでも作曲家として知られるシューマンの妻であり、演奏家だったクララ・シューマンは、ほとんどのコンサートでグロトリアンを使用したと言われています。
グロトリアンピアノの象徴とも言える構造が、アップライトピアノの背面に施されている「背面X構造」です。徳教を習得している技術で、弦張力の力を一点に集中させて支えています。これは20層以上の最良の薄いぶな板を使って、急激な圧力と温度のもとで形成され、背面は鉄並みの強度があると言われています。
グロトリアンは中古でも数多くの販売事例があります。グランドピアノタイプのものをご紹介しましょう。
GROTRIAN STEINWEG(グロトリアン・シュタインヴェーク)220
「シンギングトーン」といわれる歌うような音色を奏でるピアノで、国内では極めてレアなグロトリアンのセミコンサート・グランドピアノです。
関連ページ